ごっつあんです

相撲の取り組みに決着が付くと、勝った力士は審判である行司の前にしゃがみこみ、チョンチョンと手で空を切ったあと、懸賞金と呼ばれる金一封を受け取ります。ちょんちょんと手で空を切るのは一体何故なのでしょうか?その理由をわかりやすく解説していきたいと思います。
相撲らしい作法なのです。手で空を切る行為のことは「手刀(しゅとう、てがたな)」と呼ばれ、日本における礼儀の1つなのです。例えば、人様の前を横切る際に「ちょっとごめんなさいね」などと言いながら、片手でチョンチョンと空を切ることがあります。実はこの所作も礼儀の1つなのです。相撲の場合は懸賞金を受け取る際に手刀を行いますが、実はこの時、お相撲さんは空に心と言う感じを書いているのです。心技体が一心になったスポーツならではの作法といえますね。
続いての雑学です。「土俵の下には金が埋まっている」という言葉があります。これは実際に金が埋まっているわけではなく、お相撲さんになって出世をすればお金をたくさんもらえると言うことを意味しています。でも実際には、土俵の下に何かが待っているはずです。その土俵の下に埋まっているものとは一体なんなのでしょうか?その辺について次回は解説していきたいと思います。